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【デザイン相談日】効果的な販促ツールを考える vol.2

2024.04.04

前回のブログでは消費者が「認知」するところから「購入」する段階までの販促ツールをご紹介しました。今回は購入していただいた消費者の方に「ファン」になって「拡散」してもらうためのツールを考えてみようと思います。

この図は「購入」してもらった後の顧客の行動プロセスをモデル化したものです。今回は人の数や購買意欲の大きさではなく、左から右にいくほど関心度(ファン度)が高くなっていきます。順を追って説明してみます。

継続

購入が1度きりで終わらないように顧客に向けてでアピールし続けることがポイントです。ダイレクトメール(Email、郵送)や「WEBサイト」「オウンドメディア」「SNS」で絶えず発信し続けましょう。

アップセル、クロスセル

アップセルとは顧客が購入したもの、しようとしているものよりも上位の商品を提案し購入してもらうことです。対してクロスセルとは購入しようとしている商品に加えて別の商品も一緒に購入してもらうことです。どちらも客単価の向上を目的としています。
ただ「この商品よりもいいものがある」、「こんな商品もある」と紹介するだけでは「じゃあ買います!」とはなりませんので、キャンペーンをしたりお試し期間を設けたりと工夫が必要になります。
もうひとつ、ダウンセルという言葉もあり、こちらは下位の商品を紹介することになります。もちろん客単価は一時的には下がりますが顧客を繋ぎとめておく手段としては有効で、いずれアップセルにつながる可能性も残ります。

拡散

「SNS投稿」や「口コミ」など、消費者の力を借りる段階になります。SNSや口コミでの好意的なコメントは新たな宣伝としてとても効果的です。SNSでのキャンペーンや、ECサイトに口コミ機能を付けるなどして積極的に投稿を促していきましょう。そしてこの拡散が前回の「パーチェス(purchase:購買)ファネル」のうちの「認知」や「興味・関心」の段階へつながり、あらたな見込み客へとつながっていきます。

このように「購入」してもらうことはひとつのゴールでしかなく、そこからいかにファンになって発信していただくかがポイントになります。新規客をどんどん取り込む販促活動も大切ですが、それと同等に既存客に対してファンになってもらう施策も行っていきましょう。

オデチャンでは販促についてのご相談も受け付けております。まずはデザイン相談日にお気軽にお越しください。

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