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【デザイン相談日】効果的な販促ツールを考える

2024.03.13

「商品を売りたい」けど、宣伝ってどうやってすればいいかわからない。そんなお困りごとはありませんか?
消費者の商品に対する認知度を上げたり、購買意欲を高めたりして購入するきっかけを作る施策のことを販促(販売促進)といいます。世の中には様々な販促ツールが存在します。ただ、チラシを作って配る!やSNS広告を出す!でも間違ってはいません。でもそのチラシやSNS広告によってどんな効果を期待しているか。その目標しっかりと設定してから作るとよりよい販促が行えると考えられます。

こちらは消費者が商品を購入するまでのプロセスと、それに沿った販促ツールの一例です。大きく「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」の4つの段階に分かれており、時系列は左から右の順になっています。
対象人数は左の「認知」が一番多く、右の「購入」までの間に徐々に購入意欲を持った人に絞られていきます。順を追って説明してみます。

認知

まず商品を多くの人に「認知」してもらうことからスタートします。そのためには人の目につきやすい「屋外広告」や「新聞広告・折込チラシ」などが良いでしょう。そして情報も最初から詳細なものではなく、あくまで「知ってもらう」ことが目標になりますので興味を引きやすい簡潔なものを心がけます。

興味・関心

次は「認知」してもらった中からその商品やサービスに「興味・関心」を持ち、将来商品を買ってくれるかもしれない〝見込み客〟となってもらうことが目標となります。ある程度ターゲティングのできる「雑誌広告」や「WEB広告」「SNS広告」などを出したり、「チラシ」や「リーフレット」をターゲットになりそうな人の目につきやすい場所に設置するのも良いでしょう。

比較・検討

興味を持ってもらった見込み客に購入しようと「検討」してもらうことが目標となります。この段階では商品の特長をアピールしたり、他社商品との比較に使ってもらえるよう、より詳細な情報を載せる必要があります。自社の「WEBサイト」や「カタログ」「パンフレット」などが該当します。

購入

実際に「購入」してもらう段階です。「ECサイト」や「商品POP」で最後のアピールをします。SNSやチラシで「キャンペーン」告知するのも購入時の決め手になるかもしれません。

この図に当てはめて、今は商品やイベントを「認知」してもらいたいのか、「興味・関心」を持ってもらいたいのか、「比較・検討」してもらいたいのかを考え、それに合った販促ツールを作成しましょう。もちろん「購入」してもらうことが最終的な目標になります。ですが、いきなりその段階までたどり着くことはなかなか現実的ではありません。適切な時、場所、ツールを見極め、販促を行っていきましょう。ちなみに上の図はマーケティング設計のモデルのひとつ、「ダブルファネルマーケティング」の「パーチェス(purchase:購買)ファネル」をもとにしています。そのうち、同じくダブルファネルマーケティングの「インフルエンス(influence:影響)ファネル」 についてもお届けします。


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