Design

既製品のパッケージをリニューアルする必要性はある?

2022.05.07

そもそもパッケージとは?デザインする意味は?

パッケージは、ただ商品を梱包しているモノというだけでなく、その商品の魅力や価値を伝える大切な広告ツールです。例えば店頭に並んでいる商品を消費者が選ぶ際、価格や容量などが同じくらいの商品の場合、最後の決め手になるのはパッケージのデザインの良さかもしれませんね。また「パケ買い」なんて言葉もあるように最初からパッケージデザインで選ばれることだってあり得ます。いくら魅力的な商品を作られても、売り場で手に取られないことには意味がありません。商品の価値や魅力をあげるひとつの手段としてパッケージデザインは重要な役割を持っているのです。

それでは既存の商品のパッケージをリニューアルする必要はあるのでしょうか?今現在のパッケージに満足していて、売り上げも順調。商品の表示にも何も問題がないのなら、もちろん必要はないと言えます。しかし、それらのどこかに問題が不満があるとすれば、パッケージを見直してみましょう。

イメージを一新して、新規客を取り込む

もし、商品自体は現状のままで新規の客層を得たいのならば、パッケージを変えることがひとつの手段になります。新しいパッケージは店頭で目立つよう陳列される機会も増えるうえ、SNSなどで告知やアピールすることもでき、もしかしたら大きく拡散されるかもしれません。
もちろんデメリットがないわけでもありません。従来の商品に慣れ親しんだお客様が新しいパッケージを認識できなくなる可能性もゼロではありません。イメージを一新するとは言え、従来のお客様が離れたりしないよう旧パッケージの良さを残しつつ、デザインすることが必要です。

栄養成分表示の義務化

2020年4月1日より、食品の栄養成分表示が義務化されました。それ以前に制作されたパッケージに栄養成分表示のシールを貼り付けているだけになっていたりしませんか?上でも触れましたが、パッケージは商品の魅力や価値を伝える大切なツールです。シールの貼り付けで、義務は果たせていますが、全体的な見栄えの面からいうと、どうしても悪くなっている部分もあると思います。栄養成分表示等、必要なものを含めた、まとまりのあるデザインにするためパッケージのリニューアルをぜひご検討ください。

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この記事を書いた人

嵯峨根 明日香

さがねです。オデチャンtwitter担当。 お城めぐりとIllustratorやPhotoshopを使ったイラスト記事を担当しています。

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