Design

デザインの評価

2021.12.06

オーデザインチャンネルズの荻野です。

新型コロナウイルスの感染状況が、どことなく落ち着きを見せています。
先日、東京ビッグサイトで行われた展示会。
デザインに関わらせていただいたブースの施工管理に行ってきました。

無事にブースが完成し、空いた時間に銀座のギャラリーをちょこっと視察してきました。

まずは、クリエイションギャラリーG8とギンザ・グラフィック・ギャラリーで同時開催されているADC展に行きました。
ADCは日本を代表するアートディレクター約80人により構成されています。
この全会員が審査員となって行われる年次公募展が日本のアートディレクション展(ADC展)で、ここで選出されるADC賞は、日本の広告やグラフィックデザインの先端の動向を反映する賞として注目を集めています。

あこがれのアートディレクターの作品に心が躍る。

最近、VUCA(Volatility・変動性、Uncertainty・不確実性、Complexity・複雑性、Ambiguity・曖昧性 の頭文字をとった語)の時代とさかんに言われているが、この先行き不透明で、将来の予測が困難な状況において、何を評価指標にもっていくのかが悩ましいところです。
デザインが生まれるまでのプロセスや意味づけ? 洞察の鋭さ? それとも目立つもの? カッコイイもの?
こういった一般的な感覚的評価ではなく、その奥にあるコンセプトに共感され行動されること?
世の中には、さまざまな価値観や立場の違う人たちがいて、いろいろな評価の仕方があるものです。

でも、正しいデザインを評価するためには、クライアントの目標を見極め、それを実行するためにはどんな表現が適切なのかを、明確に言語化することが大切なんじゃないかと、あらためて思いました。

コロナ前と比べると、やはり展示会の数は少ないですね。
資生堂ギャラリーで開催の中島伽耶子展。不安定な日常を表現。

一日でも早く、もとの日常が戻ることを願っています。

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この記事を書いた人

荻野 祥行

現実逃避じゃないけれど、白塗り姿でたまに出没。 舞踏は心のエクササイズ、ランニングは体のエクササイズである。

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