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【色彩学】自然の秩序からみる色彩調和

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オーデザインチャンネルズの川口です^ ^
今回も、色についてのお話です。
暑くなってきて、丹後もますます色彩豊かな風景になってきましたね。色彩調和は、そんな自然の中にもみることができます。


色相の自然連鎖「ナチュラルハーモニー」

アメリカの自然科学者であるルードは、「自然光のもとでは、同じ色でも光が当たっているところでは黄みがかってみえ、陰の部分は青みがかってみえる」と考察しました。これは、後に「色相の自然連鎖」と呼ばれ、この配色を「ナチュラルハーモニー」といいます。自然を感じる配色なので、人間に馴染み、とても落ち着く配色です。

例えば、この風景。

峰山球場の散歩道


葉っぱに注目すると、光が当たっている部分は黄みがかってみえ、陰になっている部分は青みがかってみえます。これが色相の自然連鎖です。


これを配色で考えてみると、黄色に近い色の明度を高く、青紫に近い色の明度を低くすると、自然な調和を感じる配色になります。


ただ、この配色にはいくつかの決まりがあります。

●色相は、隣接色相配色・類似色相配色から選ぶこと
隣接色相配色・類似色相配色については少し専門的な知識が必要ですが、上記の図でいうところの、1〜3の色相差の範囲から組み合わせるということです。色相差がありすぎると、ナチュラルハーモニーとはいいません。

●同一色相配色や無彩色との組み合わせはできないこと
同じ色の組み合わせでは、いくら明度差をつけても、ナチュラルハーモニーにはなりません。また、無彩色と組み合わせることもできません。


また後日、ナチュラルハーモニーを使った配色例をご紹介したいと思います^ ^
次回は、ナチュラルハーモニーと対になって紹介されることが多い「コンプレックスハーモニー」についてお話しします。


印象派とナチュラルハーモニー

余談ですがこんなお話を。
モネの『印象、日の出』に代表される印象派。私が短大の頃学んだ西洋美術史の中で、先生がこんな話をしていたのを覚えています。

“印象派は、それまでは絵画は室内で制作していたのですが、それを破り屋外に出て風景などを描きました”
なるほど。これは、今ネットで調べても色々なサイトに書かれているので、そうなんだと思います。

“屋外で光の移り変わりなどを観察しながら書いたので、明るい部分には黄色が、陰の部分には青紫が使われています”
印象派の特徴である「色彩分割(パレット上で混色した色を塗るのではなく、キャンパス上に原色を小さなタッチで並べて視覚的に混色する技法)」等から想像するに、この言葉も多分あっていると思うのですが、ぴったりの裏付けを探すことはできませんでした。(もし違う考察だったらすいません)

しかし、ルノワール の『陽光の中の裸婦』という作品が、(陰の部分が青や紫の色点を使って表現されていたので)、当時、「腐った肉のよう」と酷評を受けたという話を読んで、やはり、印象派の画家たちは、屋外の光の中に「黄色」や「青紫」を感じてそれを表現していたんだろうなぁと思います。

観察眼が本当に素晴らしい。

自然光から感じるナチュラルハーモニー配色は、人間になじむ、落ち着く配色なのです^ ^

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