どの形式がベスト?インフォグラフィックの種類
オーデザインチャンネルズの川口です^ ^
前回、情報をイラストや図を用いて表現する「インフォグラフィック」をご紹介しました。特に、数値や説明を伴う情報を伝えたいとき、インフォグラフィックは効果的です。
今回は、インフォグラフィックの種類について、具体的にお伝えできたらと思います。伝えたい情報をどのインフォグラフィックを使って表現するのが良いか、それを考える材料になると思います。
ダイアグラム
ダイアグラムとは、イラストや図を用いて情報を伝える手法です。
下記は、「UI/UXデザイン」をイメージしたイラストです。UI/UXデザインとは、Webサイトにおいて、UI(ユーザーインターフェース:画面設計やレイアウト)とUX(ユーザーエクスペリエンス:使いやすさといった体験)を考えるデザインを指します。
文章だけだと言葉の意味を充分に伝えられないかもですが、イラストを添えることで、相手はイメージしやすくなると思います。
ただの挿絵に留まらず、「図解要素を込める」という視点が必要です。

ピクトグラム
ピクトグラムとは、単純化された図や記号を用いて情報を伝える手法で、看板やサイン等に使用されています。シンプルで誰が見ても分かりやすいことが条件で、JIS規格に定められているものもあります。

チャート
チャートとは図表のことで、データや数値を分かりやすく伝えたいときに用いられます。棒グラフや円グラフといった「グラフ」、プロセスを表すときに便利な「フローチャート」、他にも、「相関図」や「組織図」、「年表」などを含める場合もあります。
グラフ

フローチャート

相関図

年表

リスト
情報を項目ごとに並べる「リスト形式」も効果的です。イラストと組み合わせるとより良いでしょう。

地図
地理的な情報を伝えたい時はマップを使うのが一番です。それだけなく、地域ごとの統計などを表示したいときにも役立ちます。


大事なのはオリジナリティ
図解をいかに印象に残りやすく、視覚的によく見せるか(グラフィック要素を強めるか)。昨今、AIを使って生成できるインフォグラフィックもありますが、それを使うことももちろん良いと思います。ただ、大事なのは、オリジナリティだということを忘れないでください。「AでもBでも当てはまるテンプレートのようなインフォグラフィック」ではない、独自性のある表現。伝えたいことがしっかりと伝わる表現とは何かを、自分自身で考えること(判断すること)が重要だと思います。
私もそれを、勉強していきます!^ ^
次回は、具体的になインフォグラフィックの制作フローをご紹介できたらと思います。
ではまた。